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合宿や遠征に向けた準備で忘れてはいけないこと

合宿や遠征に必要な準備

今回の記事では、合宿における練習メニューの組み方のコツや、気をつけておきたいポイントをいくつかご紹介します。これから秋の遠征や冬の合宿があるチームも多いはずです。いつもよりも少しだけ準備に時間をかけて、合宿をさらにレベルアップしていきましょう。

1. 合宿の位置付けの決定

—— あなたは合宿に行く前に、なぜ合宿に行くのかを考えたことがありますか?選手にそれを聞かれた時、すぐに答えられますか?

そもそもなぜ私たちはわざわざ合宿として普段の練習場から離れた場所で練習を行うのでしょうか。集中的な練習時間の確保、チームの結束力アップ、夏であれば避暑地に行くことで練習量を平地の酷暑の元よりも練習量を増やす、など様々な理由が考えられます。しかし、まず前提として、「目的は毎合宿同じとは限らない」のです。合宿を通して何を達成したいのか、チームがどんな姿であってほしいのかから逆算するだけで、合宿でやるべきことがかなりまとまります

また、その内容をコーチ陣で共有しておくこともとても大切です。合宿中は普段よりもコーチ間でのコミュニケーションは取りやすいですが、各コーチが決めてきたテーマにばらつきがあると、合宿序盤の練習が浮き足立ってしまうこともあります。選手がしっかりと最初から良いスタートを切れるように、軽くでもコーチ間で合宿のテーマを少し話しておくと良いかもしれません。

2. 練習計画表の作成

—— 何日目に何を強化したいのか。準備しておかないと意外とテーマがあいまいな練習になってしまうものです。

合宿全体のテーマが決まった後には、その決めたテーマを合宿の行程に落とし込んでいきます。合宿全体を通してのテーマを決定してから各日で取り組みたい内容を決めることで、内容にブレが少なくなり、一貫した練習計画を作成することができます。高校生や大学生になると合宿の日数も伸びて、精神的にも肉体的にも負荷がかかります。休養とのバランスを考慮して計画を作成しましょう。

3. 代替案をいくつか準備する

—— 「万が一」が起きた時を想定して準備しておくだけで緊急の対応がかなり楽になるのは、合宿でも同じ。

合宿前に準備ができることはたくさんありますが、あくまで「計画」ですので不測の事態に柔軟に対応できる準備もしておくと、いざという時の対応に差が出ます。合宿に行った後に、雨が降ってグラウンドが使えない、怪我人や体調不良者が増えて思った通りのメニューを実行しにくい、など色々な状況が考えられます。その時の代替メニューや対応策を予め少しでも持っておくと、合宿先で慌てることはなくなるでしょう。

4. 選手へのアナウンス

—— 行程や必要な部の荷物の連絡の他にも、なぜ合宿に行くのかを一度整理してミーティングを開くこともオススメです。

合宿に行く際には、選手に旅程や持ち物を連絡したり、栄養や持病への相談事を事前に調べたりすると思います。その際に、最初に決めた合宿の目的やテーマを少し話しておくだけでも選手は理解が深まります。また、合宿へのモチベーションが上がって、チームの士気も高まるのではないでしょうか。チーム別のミーティングを事前に開くことも良い方法の一つです。

5. ミーティング内容の準備

—— 朝や夜に行うであろうミーティング。いざ時間があっても、整理されていないと何を話そうか困ってしまうものです。

合宿中に練習と同じくらい重要となるのがミーティングです。普段よりも長い時間を頻繁に取ることができるので、細かい戦術やプレーのコツを箇条書きでリストアップしておくだけでも、選手にとってはより学びの多い時間になります。1日目は戦術、2日目は個人へのフィードバック、などテーマを決めておくのも良いですね。

6. 持ち物や備品の事前共有

—— コーチがひとこえかけてあげるだけで雑用面でのミスを減らすことができる。

備品に関しては、カラーコーンやマーカー、ボール、ラダーなどの個数をしっかりと把握しておくことは大切です。合宿先で備品がなくならないようにするために、個数の管理を生徒がしている場合でもコーチが少し確認の声をかけてあげるだけでもかなりミスが減るはずです。

また、ストップウォッチ、ホイッスルなどの普段練習で使うようなものばかりではなく、ハンガー、防寒着、サングラス、湿布など合宿独特の持ち物もいくつかあります。個人の持ち物に差があるのは当然ですが、毎年必要なもの・あると便利なものをチーム内/コーチ内で共有しておくことも大切なことかもしれません。

これから秋の遠征や冬の合宿があるチームも多いと思いますが、せっかく行くからには実りある合宿になるように、いつもより少しだけ良い準備をしてみてはいかがでしょうか?

 

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