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選手のミスを指摘するときのたった1つの大切なポイント

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選手が練習や試合でミスをしてしまうことはよくあります。しかし望んでミスをしている選手がいないのも、コーチであれば痛いほどわかることだと思います。今回は、ミスへのアプローチの仕方を1つご紹介したいと思います。

 

ミスの分類方法

例えば試合の振り返りをしている時に、戦術面や技術面で違和感を感じたり、効果的でない動きをしている選手がいたりした時、あなたはどうしますか?

アプローチの方法はいくつもありますが、まずは選手にそのプレーをした「理由」を聞くと効果的です。

今回は選手が技術を習得するまでには4つのプロセスをもとにミスの種類を4つに分類します。

その4つとは、「知る」「わかる」「できる」「いつもできる」の4つです。
それぞれを解説すると、
・そもそも知らなかった
その場面でどうすれば良いかを知識として知らなかった場合


・知っていたが、理解していなかった
どうすれば良いかは軽く知っていたが、判断を誤った場合


・わかっていたが、できなかった
判断も適切だったが、選んだ動作が自分の技術的な限界を超えてしまっていた場合

 

・できることが多いが、今回は失敗してしまった
判断も動作も適切だったが、緊張などにより単純にミスをしてしまった場合

以上4つに分類して選手に伝えることで、選手は自分の状態や技術レベルをとらえやすくなります。

実際の選手とのふれあいの例

コーチの重要な役目として、ミスの原因のレベルを見極めて各レベルにあったアプローチをすることは大切です。以下では、一度

・そもそも知らなかった場合

 その場面ではどんなプレーが理想的なのか、そしてなぜ理想的なのかを説明してあげる。理由とともに説明してあげることで、プレーの精度も高まり、モチベーションもアップする。


・知っていたが、理解していなかった場合
このパターンで大切なのは、セオリーとして大切なポイントを理解することだけではなく、どうやったら実現できるか、意識するポイントはどこか、に着目して実現するために必要な要素を考えることです。


・わかっていたが、できなかった場合
頭で理解できていて体が追いついていない場合は、反復することが一番の上達に近道でしょう。具体的にどんな練習が効果的で、練習では何を意識すればできるようになるかをコーチから提案したり、選手に考えさせたりすることが大事です。


・できることが多いが、今回は失敗してしまった場合
求める動作が技術的に可能なものなら、集中や緊張など、技術不足ではなく精神的な理由である可能性が高いでしょう。ここで気をつけなければならないのは技術的な指導に走らないようにすること。選手からすると「もうわかっているよ」と不満に思ってしまいます。

以上にミスの種類とそれに対するコーチの対応の例を挙げました。アプローチの過程を考えるときは、ぜひ参考にして頂きたいです。

 

実際の対応はあなた次第

実際にどんなアプローチをするかは、あなた次第です。
ミスを積極的に肯定する、叱咤激励して相手の心に火をつける、あえてミス以外の成功部分を褒める。
どのレベルかを判断した上で選手の精神状態や性格、特徴などを踏まえて様々なアプローチのうち、どれを選ぶのが適切かを判断するのは、あなたと選手の関係や、あなた自身の理想のコーチ像にも関係することです。
選手が自分のミスをより理解しやすくするために今回の記事が役に立てば幸いです。

 

 

 

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