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不調な時こそ慌てるな!一流選手の「継続論」

不調な時こそ慌てるな!一流選手の「継続論」

 

誰でも続けられそうな試合前後のたった5分間のストレッチ。しかし継続できるのはごくわずかの一流選手だけ。「継続は力なり」今一度この言葉を考えてみましょう。(元記事は東洋経済オンライン超一流は、結果が出なくても「頑張らない」より)

 

あなたはうまくいかない時に焦って無理をしていませんか?その焦りが不調から抜け出せない負の連鎖を生み出しているかもしれません。そんなあなたに、不調から脱却するための最善策を紹介します。

 

 焦った時のオーバーワークは逆効果

さて、先ほど述べたように何かに取り組んでいる際「うまくいかないなぁ」と思った経験は誰にでもあるでしょう。例えば、ゴールを決められる日もあれば、決められない日もある。ホームランを打てる日もあれば、ヒット1本でさえ打てない時もある。

 

体調が良い日もあれば悪い日もある。このように誰もが経験したことがあるように、人には調子の波があります。これは当たり前のことです。しかし一流の選手とそれ以外の選手では、調子が悪い時に取る行動が違うのです。どういうことでしょうか。詳しく見てみましょう。

 

ほとんどの選手は調子が悪い時に「このままじゃダメだ」と考え、結果が出ない時こそそれまで以上に努力するのではないでしょうか。しかし、残念ながらこれは良い方法とは言えません。

 

努力することは悪いことではありませんが、ただ闇雲に練習するだけではなんの解決策にもなりません。また、過度な練習はオーバーワークの元になり、怪我の原因にもなります。では、一流の選手たちは不調の際にどのような解決策を講じているのでしょうか。

 

焦りは禁物!結果が出ない時こそ落ち着こう

先ほどまで述べた普通の選手が取る行動と一流の選手達が取る行動は大きく違います。一流の選手は不調時にどういった行動をとるのでしょうか。彼らは結果が出なくても慌てることはありません。

 

彼らはまず何が不調の問題であったかを考えます。そして、今までやってきた行動に対しての改良を「少しだけ」加え、焦らず毎日コツコツと練習するだけなのです。たったこれだけのことですが、一流選手は結果が出ない時でも自分のやるべきことを見つけ、継続して課題を1つ1つクリアしていくことに重点を置くのです。

 

筆者は、多くの一流になりきれなかった選手もたくさん見ていますが、そんな選手は、あるときはがんばりすぎたり、逆にあるときはがんばれなかったりと不安定です。

大股で1歩進むと、次の2歩目は苦しくなります。

2歩目を安定して出すためには、半歩ずつ確実に出したほうがいい。大股で次の1歩が踏み出せなくなるくらいなら、半歩を刻んで、やり続けるほうがいい。そのほうがはるか先にまで行くことができます。それを一流は理解しています。

 

例えばACミランに所属していたシェフチェンコ選手。彼はメッシやクリスティアーノ・ロナウドが毎年受賞争いを繰り広げている、バロンドールの受賞経験もある超一流です。

 

そんな彼は毎回練習前後に、メディカルトレーナーの遠藤さんにストレッチを申し入れ、欠かすことなく継続していたそう。たかだか5分のストレッチですが、毎回練習前後にストレッチをやっていたのはシェフチェンコだけだったらしく、ここでも1日1日の積み重ねが大変重要であるということが分かります。

 

ミラン時代に2度の得点王に輝き、2003-2004年シーズンのバロンドール(ヨーロッパ年間最優秀選手)にも選出されたアンドリー・シェフチェンコも、年間を通じて練習の前後に

「遠藤! ストレッチをやるぞー!」

と言って、必ず筆者を呼びに来ました。たかがストレッチですが、毎回の練習、試合の前後に5分間のストレッチを欠かさずにやり通した選手は、シェフチェンコのほかには、後にも先にもいませんでした。

 

また、特定のことを毎回行うルーティン化はスポーツ選手に良い影響をもたらします。ルーティンには集中力を高める効果ミスを防ぐ効果があります。そのため緊張する局面があったとしても、毎回繰り返しているルーティンを行うだけで冷静になり、集中して物事に取り組めるようになるのです。

 

例えばメジャーリーグで活躍するイチロー選手。イチローは打席に入る前に必ず屈伸運動をし、バットでスパイクの泥を落とし、左手で右手の服を捲り上げるという一連の動作を行います。

 

同じくメジャーで活躍する前田健太選手も、必ずマウンドに上がる前にマエケン体操と呼ばれる肩のストレッチを行います。このように一流選手は毎回同じことを繰り返しているだけですが、それで自分のコンディションを整えようと努めています。

 

そのため彼らは、試合に出られないような日々が続いても焦ることはありません。そんなピンチの局面でも毎日1つ1つ積み重ねを継続することで、状況を変えていくのです。

 

あなた自身や身の回りで今ひとつ調子が良くない人がいたら、過度な練習で調子を取り戻させることはせず、課題を明確にし、少し改善するだけの「継続法で復調を促してみたらいかがでしょうか。

 

 

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